興味をもったことなど・・・ |
いま静かに熱いのが、コンテンポラリー・ダンスだ。
クラシック・バレエを基礎に、より自由に、過激に、そして美しく、身体をつかって現代社会と対峙している。
ひところの小劇団ブームに代わり、ひそかにではあるが、今あちこちに「カンパニー」が誕生しているようだ。
「白鳥の湖」で有名なマシュー・ボーンMatthew BourneひきいるAMP(adventures in motion pictures)のThe Car Manというダンスを数年前に見た。
過激ではなかったけれど、鍛えられた肉体によるダイナミックなダンスは、やはりカッコいい。
日本では戦後、土方巽(1928~1986)や大野一雄(1906~2010)らの土着的で人間の内面を身体表現する舞踏(暗黒舞踏)がBUTOHとして世界的な評価を得たが、この舞踏もコンテンポラリー・ダンスのひとつであろう。
しかし芸術性は高くとも土着性ゆえか、全身白い粉を塗りたくり、鍛えられた細い肉体をクネクネする乞食姿が、どれもこれもよく似たものに思え、あまり興味がもてなかった。
ぼくはやはりバレエやモダン・ダンス等、洋舞の方が好きだ。少し前になるが、