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そ の 他    O_015
興味をもったことなど・・・




ロダン作/ピエール・ド・ヴィッサン像
力強い造形と豊かな感情表現
ロダン展/大丸ミュージアム・梅田のパンフレットより


彫刻家のロダン(Auguste Rodin 1,840-1,917 仏)といえば、考える人。 小学生でも答える。 音楽でいえばベートーベン、絵画ではゴッホ、と決まっている。 ゴッホが好きだったぼくは、ありきたりの巨人・大鵬・玉子焼きにならないように昔からロダンを少し敬遠していた。 また、文豪バルザックのような大層なイメージがあったのも嫌だった。 それがロダンの弟子、そしてモデルだけでなく愛人まで務めた(?)カミーユ・クローデル(Camille Claudel 1,864-1,943 仏)という女性彫刻家が十数年前巷で話題になってから、下世話なことだけれど、ぐんとロダンが気になり始めた。 昨年そのロダンの彫刻を見る機会があったのだけれど、その力強い造形と感情表現に圧倒されてしまった。 左のピエール・ド・ヴィッサン像のポーズなどは、どの角度から見てもカッコよく決まっている。 これは「カレーの市民」という彼の代表作の、これでもまだ習作なのである。 ロダン、恐るべし。 彼は「彫刻を掘りあてるために,私は全力をつくし,できる限りのことをした」と言っているが、ゴッホも弟テオに宛てた最後の手紙(遺書)でよく似たことをいっている。 芸術家とは、自分の仕事に対してここまで言い切れる人のことを言うんだろうか。
その彫刻展のキャッチコピーにはこうあった。 ---神に近く、民に近い。---